よしなしごとダイアリー

日常のあれこれをああでもないこうでもないと考える

ちびくろさんぼ復刊

ニュースで絶版になっていた「ちびくろさんぼ」が復刊するという話。

むかし岩波の絵本で読んだ「ちびくろさんぼ」はどこの国だかわからない黒人の男の子が虎にシャツ・ズボン・靴・傘をとられてしまうが、虎たちが争ってやしの木をぐるぐる回ってバター(インドではギーという)になるというものだった。さしたる努力もなしに棚ボタでバターを手に入れたあとは死ぬほどホットケーキを食べる。おさなごころに、虎がバターになるわけないだろう!と思ってヒジョーに納得がいかなかった。ナンダコレハ。でいまだにそのときの気持ちがよみがえるので、復刊すると聞かされてもどうってこともないのだけれど。
そんなわけでウチでは子どもが小さいときにも読んでやったことがない。イギリス人が書く絵本というのはなんだか他者を見下した感じがするんですが、そんな気がするのは私だけでしょうか。ただ趣味が合わなかったというだけですか、そうですか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050303-00000501-yom-soci

良い絵本だといっていつも推薦されるモーリス・センダックの「かいじゅうたちのいるところ」も我が家ではさっぱり人気がなかった。もっとも、お気に入りだった「ぐりとぐら」なんて毎晩のように読んだけどね。そうそう、この絵本のカステラがとってもおいしそうなのだった。あと「はらぺこあおむし」も大好きだった。あの穴の開いたところに指を突っ込むのが特に好き。