よしなしごとダイアリー

日常のあれこれをああでもないこうでもないと考える

ボディピースが新発売

ユニチャームから新しい生理用品が発売されたのでチェック。
売り場には見本があるのだけれど、これを「小陰唇を開いて挟み込む」という今までにないタイプのナプキンの登場です。なんだかややこしいじゃありませんか。そんなことするならタンポンを使えばイイと思うのだが、私たちより下の世代ではナプキンオンリーでタンポンを使ったことがないという人が多いらしい。昔はごわごわしてもれるナプキンしかなかったので、タンポンは画期的だったんだけどね。
http://www.unicharm.co.jp/bodypiece/index2.html

1964年エーザイ株式会社が日本で始めてタンポンを発売し、続いてアメリカのタンパックスが紙製のアプリケーターを売り物にして上陸。アンネ株式会社も「アンネタンポンob」を販売したりしましたね。1963年後発のユニチャームが生理用品事業に参入、1973年プラスチック製アプリケーターのチャームソフトが市場を制覇してしまいました。
2001年にタンパックスが撤退、アンネを引き継いだライオンのエルディタンポンを2002年ユニチャームに譲渡、エーザイのセロポン(棒でつっこむやつ)も2003年製造中止。ここにおいてユニチャームの独占市場となったわけです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%B3

http://www.geocities.co.jp/Beautycare/5076/

タンポンを使うとトキシックショック症候群(TSS:Toxic Shock Syndrome)になることがあるのですね。これはアメリカのP&G社のリライ・タンポンで、従来のコットンを使ったタンポンより17倍の吸収力があるといって発売されたものです。ところがあまりの吸収力のためか取り替えない人が多くなって、死亡者29人という事態を招いたのです。汚くしてると黄色ブドウ球菌が繁殖しその毒素が身体に影響を及ぼすというわけなので、ちゃんと使用法を守りましょうね。

参考「米国P&G社の"Rely tampon"が原因で330人が頭痛、めまい、吐き気などを発症、29人が死亡した事件。1970年代。素材が綿ではなくセルロースやポリウレタンで、綿製品の17倍の吸収力が謳い文句でした。が、長時間使用が増えたためタンポンに付着した黄色ブドウ球菌が繁殖してアダに。なお、リライは1981年に製造中止になっています。」