よしなしごとダイアリー

日常のあれこれをああでもないこうでもないと考える

ピンからキリまで

ピンキリの語源を調べてます。
GOO辞書なんかだと「キリ」は「クルスの転か。クルスCrus(十字架)すなわち「十」の意からきたという」解説があるんですけどね、十字架で10って、ポルトガル語じゃないじゃない。十字架が「最低の意味」も納得いかない。


16世紀、天正時代に日本にカルタが入ってきました。ポルトガルからはいってきたカルタは、大牟田市で国産品が作られ、大牟田市は”国産カルタ発祥の地”として「カルタ記念館」という日本唯一のカルタの博物館があります。

「『ピンからキリまで』という言葉も、カルタ遊びで1をピン(タ)、最後の数の絵札をキリ(ル)と呼ぶことから生まれた。」と言う記述があります。おお、これはなかなか信憑性のある説ではありませんか。
天正カルタは48枚で、4種のスートで、おのおの12枚、1〜9と女従者・騎士・王で、女従者をソータ、騎士をウマ、王をキリと呼びました。(ウンスンかるたでは王はレイ(ポルトガル語で王の意)と呼びます)

もともとは1がピンで、最上位のカードがキリですね。現在では逆転していて、ピンのほうが最高、キリが最低です。


http://www.omuta.fukuoka.med.or.jp/city/karuta2.htm
http://www.ffortune.net/fortune/tarot/hist/hist6.htm
http://www.phgenki.jp/hpgen/HPB/categories/14498.html