よしなしごとダイアリー

日常のあれこれをああでもないこうでもないと考える

ちゃぶ台は民主化の波とともに

ちゃぶ台

浮浪雲にちゃぶ台が登場してえ〜?と思ったのだが、ラストサムライにも出てきたし、いまさらととはおもうけど、これは意外と新しいものなのです。
同じ映画でも「たそがれ清兵衛」では真田広之は箱膳でご飯を食べていました。ご飯を食べると茶碗にお湯をいれ、たくあんでさっとぬぐって箸の先と内側をきれいにして、そのままお膳にしまうのです。一回ごとに洗ったりなんかしないのであります。汚いような気がするんですが、きれいか汚いかは観念的なものなので、当時はこれでよかったのでしょう。
そして家長を頂点にしてずらりと並んで食べるのですね。
さて、明治末期から大正にかけてちゃぶ台が普及してきて、食事のたびに食卓を出してしまうという形式ができました。もっともこれは都会の話で、地方に行ってみるとまだまだ箱膳を使ってるところもあったりします。資料によると、昭和50年代まで使ってた人がいるようです。
http://www.izumigou.net/hakozen.htm

ちゃぶ台といえば「巨人の星」。しかし、星一徹は一度もちゃぶ台をひっくり返したことはないそうです。いやそれにしちゃちゃぶ台返しといえば星一徹
これはアニメのエンディングのうたにこのシーンが出てくるからだそうです。
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~inugo10w/talk/talk_hosi.html