よしなしごとダイアリー

日常のあれこれをああでもないこうでもないと考える

オスの三毛猫はなぜいない

オスの三毛猫はなぜいないのか、という本を読んだことがあるのだけれど、内容をサッパリ忘れてしまったので、もう一度調べてみます。

「メスのネコはXXの性染色体を持っています。オスはXYです。
茶色の毛を発現させるネコの優性遺伝子「O」は、X染色体上にあります。(劣性を「o」とします。黒色の毛がはえます)
XXの性染色体はランダムでどちらかが不活性化します。(「-」で表します)
メスの三毛猫は「XfO:Xmo−」と「XfO−:Xmo」という式になります。

 さて、「XfO:Xmo−」染色体をもった細胞は、黒色の毛が生える劣性遺伝子oが不活性化されているので茶色の毛が生えてきます。
もう一方の「XfO−:Xmo」染色体をもった細胞は、茶色の毛を生やす優性遺伝子Oが不活性化されているため、劣性遺伝子のoが発現し、黒色の毛が生えてきます。
 皮膚細胞のX染色体の不活性化はランダムで変化するので、茶色の毛の部分と黒の毛の部分ができて三毛になります。
オスの三毛猫もわずかながら存在します。染色体がXXYのため、子どもを作る能力はありません。

詳しくは「三毛猫の科学」で。
http://homepage1.nifty.com/manekinekoclub/kenkyu/kaibo/mike/mikeneko.html