よしなしごとダイアリー

日常のあれこれをああでもないこうでもないと考える

スズキの鈴はどう書く?

郵便局で口座を作ったら、申込書と通帳で鈴木の「鈴」の字が違うというんで、書類が届きました。


ここの表記だとゴシック体なので、「鈴」の右側の「令」は、下の棒が下がってる形になってますが、手書きの楷書体では「マ」の字になってるのが正しいのであります。
書体が違うだけで、どちらの字も「鈴」であると言うことです。


これって、前は気にしたことなかったんですが、最近は活字体に引きずられてしまって、「鈴」のフォントの違いと言うのを分からない人がいるって事ですよね。そういえば幼稚園の卒園式のときにも、担任の先生から「卒業証書の名前の書き方は辞書のとおりでいいですか」と言われたことがあったっけ。どっちでも「鈴」には違いないですけど、今思ったら毛筆体なら「マ」の鈴にしてもらうんだったナー。(筒に入れっぱなしであれから幼稚園の卒業証書なんて見てないんで確認しておりません)


字体(漢字)
http://www.originalart.jp/catalog/images/aiko/font_j.pdf(pdfファイル)

手書き漢字の多様性に関する基礎研究
http://www.shosha.kokugo.juen.ac.jp/oshiki/ronbun/cp96/cp96.htm



行ってきましたよ郵便局の窓口へ。
「証明書はお持ちですか」
「はい、保険証」
「こちらの字はどうなってますか」
明朝体なので『鈴』ですね」
「じゃ、申込書をこの字と同じに書き直してください」
手書きの文字では『鈴』はこう(マ)書くんです。どちらも同じ字です。どうして書きなおさなきゃならないんですか。今までもこうやって書いてます。」
「そういう苦情はお受けしてますけど、すいません、上のほうがそう言うもので・・・」
「わたしは通帳が活字体で『鈴』でもかまいませんので、このままで結構です」
「え〜、あの〜、じゃここにハンコいただけますか〜。あの〜、これドウゾ・・・」
って、ラップ一本くれました。イランワイ!!
そのあと銀行でも通帳作りましたが、手書きの「鈴(マ)」で申し込んでも、通帳は明朝体でした。
ほかの字体を持ってるっちゅうんならともかく、明朝体しかないならガタガタ言うなって。