よしなしごとダイアリー

日常のあれこれをああでもないこうでもないと考える

スティーブ・ジョブズ「偶像復活」

スティーブ・ジョブズ

去年の10/7の日記で、ジョブズの卒業祝賀スピーチを紹介しましたが、どんな人間にも光と影があるというもので、この本はジョブズの伝記であります。アップル社を創設し、そこから追い出された後もピクサーでヒット作を連発してふたたび大金持ちになり、12年後アップル社に戻り、iMacやiPodなどで瀕死のアップルをよみがえらせたという立志伝中の人物であるのはご存知かと思いますが、そこで長年付き合いのあるジャーナリスト二人が書いたという本であるというから、ご本人が怒るまいことか。


光の方は、「たぐいまれなセンスの良さ、人を虜にし、技術者を奮い立たせ、大衆を熱狂させる魅力と情熱である」とか。
影のほうは、「自己中心的でケチで、すぐ人を罵倒し、全てを支配しようとし、友人でも功績が会った人でも切り捨てた後のぞっとするほどの意地悪さ」なんだそうでございます。

ジョブズのあの生い立ちゆえか、ガールフレンドが産んだ娘をかたくなに拒否したこともあるそうです。その女性遍歴のはてに安らぎを見出したのかどうか。

大学入学のエピソードも、スピーチとは違って、地区で一番学費の高い大学に入ると言い出して一歩もひかず、あそこでなくては行かないとまで言い張ってやっと行かせてもらったというのに、ほとんど授業に出ずに半年で辞めてしまったなんて話でがっかりですけどね。
立場が変われば変わるものよのう。