よしなしごとダイアリー

日常のあれこれをああでもないこうでもないと考える

中国発ニュースはいろいろおそろしい

中国は急激な経済発展によって儲かりゃいいとい言う考えが蔓延しているようです。


http://www.asahi.com/international/update/0509/TKY200705090303.html
「中国製医薬品とペットフードから毒性物質」より


 「100人死亡 中国外務省などは8日、パナマ向けに輸出された薬用甘味料のグリセリンと、米国とカナダへ輸出されたペットフードにそれぞれ毒性物質が混入していたと発表した。6日付米ニューヨーク・タイムズ紙はパナマで100人の死亡が確認されたと報道。同省の姜瑜副報道局長は8日の会見で『グリセリンの代わりに医薬品には使用できない化学薬品が使われた』と述べ、因果関係を認めた。」


この「グリセリンの代わり」というのが「ジエチレングリコール」です。


ジエチレングリコールグリセリンと比べて格段に安価。江蘇省にある化学薬品会社がグリセリンに混ぜて製造し、スペインや中国の貿易会社を通じて輸出されたという。」

つまり「安いから使った」というんですな。安けりゃ毒物でもかまわないのか、さすがのクオリティ。


そこでもうひとつ。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20070322/121473/?P=1
「中国で『ニセモノの塩』が氾濫 長期間摂取で中毒 懸念される健康被害に打つ手なし」
 「『食塩にまで偽物があるのか』と思われるかもしれないが、偽塩の正体は製塩工場の廃液からつくった不純な塩や、通常『工業塩』と呼ばれる化学工業原料の『亜硝酸塩』である(中略)中国における食塩の市場卸売価格は1トン当たり2000元(約3万2000円)程だが、亜硝酸塩の工場出荷価格は230元(約3700円)であり、約9倍の価格差があり、亜硝酸塩を食塩と偽って販売すれば、ぼろ儲けが可能となる。金が稼げるなら、他人が中毒になろうが、癌になろうが、気にしない。社会主義市場経済の中国では、拝金主義の権化みたいな輩が跋扈している。このような人命に関わる健康被害をものともせず、偽塩を販売するような連中は『下の下』の悪党に過ぎない。こうした連中が販売する偽塩が市場の90%を占めるとなると由々しく事態と言わざるを得ない。」


塩までニセモノとはびっくらです。亜硝酸塩といったらハムやソーセージに使われる発色剤です。そんなものが塩の代わりになるのかといぶかしむものでありますが。


そして極めつけ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070510-00000010-rcdc-cn
「ディズニー模倣を超えた!大胆すぎる新たなニセモノが登場―吉林省長春市」
「この革新的なニセモノが登場したのは、吉林省長春市の動物園で行われているシマウマの騎乗イベント。2007年5月7日午前、レコードチャイナのカメラマンは市民からの通報を受け、現地を取材した。騎乗イベント会場に到着すると、すぐに問題の『シマウマ』を発見。体にはシマウマの特徴である縞が刻まれているが、しかしどことなくシマウマとは違う。写真を見ればわかるが、特にたてがみの差異が明らかだ。普通のシマウマは黒一色なのに対し、この『シマウマ』は白と黒が入り交じっている。」


写真を見れば一目瞭然、シマウマじゃなくて「ポニー」ですがな。