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よしなしごとダイアリー

日常のあれこれをああでもないこうでもないと考える

キリの語源

広辞苑第4版(91年刊)には

「キリ」は江戸時代には「切」と書かれる。クルス(cruz(ポルトガル))の訛。十字架の意から転じて、十の意。十字架(クルス)が十を表すことからきた。


クルス語源はこの広辞苑のようです。


「きり」は1678年、「切」は1679年から初出し、多くの資料に使用例が確認されています。


俳諧胴骨(はいかいどうほね)』延宝六年(1678)
つはさにも札を付たる人あれは
 うつ十馬のきりん鳳凰


『二葉集』延宝七年(1679)序
 まづ弁慶は坊主也けり
高々に読上たりや十馬切


10、ウマ、キリと最後の札が「キリ」なのですね。花札も最後が桐(キリ)なのはこのあたりがルーツでしょう。(花札の成立は天正カルタ〜ウンスンカルタを経て江戸中期です)


ピンがポルトガル語起源なのでキリのほうも同様ではないかと思います。
17世紀のカルタは1から9までが数字で10.11.12が絵札であるということを考えると十字架(クルツ)語源はやはり如何なものかと推察されます。


ポルトガル語でキリに似た発音の言葉はないかと捜すとCristo(クリスト)=キリストがありました。キリスト・キリシタンという音韻変化を考えるとこの辺かなと思われます。


http://www.geocities.jp/portugaltsushin/nihongoPortugalgo.html