よしなしごとダイアリー

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圧力鍋

ティファールつながりで、きょうは圧力鍋について。


圧力鍋は気圧が上がると水の沸点が100度以上になるということを利用した鍋で、数々の利点があります。

鍋を密閉して熱することによって加圧され、中の液体がおよそ2気圧で120℃、性能の良いものは2.45気圧で128℃程度になります。この高温により食材を構成する分子の運動が加速され、早く熱分解して調理することが可能となって、調理時間は3分の1から4分の1でよいのです。


昔圧力鍋といったら、フランスのセブ社の圧力鍋のことでした。そこで歴史をおさらい。


圧力鍋の歴史は、1679年ドニ・パパン(フランスの物理学者・発明家)が水の沸点が気圧に依存することを発見し、圧力鍋を発明した。


1927年スイスのクーンリコン社によって現在の圧力鍋の原型が作られる。


1949年クーンリコン社「DUROMATIC」の圧力鍋販売。
     以降「DUROMATIC」は圧力鍋の代名詞となる。


1953年セブ社(ティファール)が世界で初めて家庭用圧力鍋を発売。


国産の圧力鍋は1976年RIKENの圧力鍋が正式発売されたのが最初です。
このRIKENの圧力鍋は日軽プロダクツで販売されていたブランドでしたが、2003年調理中に蓋が飛ぶという事故がおきました。日軽プロダクツは商品を全部回収しましたがイメージダウンは避けられず、結局日軽プロダクツは2005年9月に圧力鍋から撤退し、全事業活動を終了したのです。
RIKENの圧力鍋の一部は伊藤アルミニウムが引き継いでいます。
2006年8月伊藤アルミニウム工業はワンダーシェフと社名を変更しました。


その他の主なブランドとメーカー
活力鍋 (アサヒ軽金属)
平和・ピース(鋳物屋 )
ナショナル(松下電器)←電気圧力鍋です
シェフドフランス/ルミナスプラス(中国製・販売ドウシシャ)←ルミナスプラスはシェフドフランスの後継・お手ごろ価格で人気
フィスラー(フィスラー社、販売イワタニ・フィスラー)
ビタクラフト (ビタクラフトジャパン)←高価で有名なビタクラフト(米)、クーンリコンのOEMらしい
シラルガン(シリット社・販売清水産業
WMF(WMF社・販売貝印
ラゴスティーナ(ラゴスティーナ社・輸入販売セブジャパン)



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%A7%E5%8A%9B%E9%8D%8B
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