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よしなしごとダイアリー

日常のあれこれをああでもないこうでもないと考える

下げたら、あかん!コレステロールと血圧

先日は高脂血症の特効薬のお話でしたが、バランスを取るためこちらの本も読んでみました。
「下げたら、あかん!コレステロールと血圧」(浜六郎著)


全く薬を飲まないのは中程度以上の医者にかかるのと同じである、と聞いたことがあります。
血圧を下げる薬を飲めばむくみが出、むくみを取るのにさらに薬を飲み、利尿作用のある薬を処方されたら痛風が出始めてとうとうザイロリックが処方され、便秘の副作用には下剤が出とキリがありません。


スタチンはたしかに良く効くお薬です。家族性高脂血症といってコレステロールがとても高い人にはまさに特効薬で、実際この薬で命拾いをした方たちがいます。ホモの場合は効きにくいので血漿交換が必要ですが、ヘテロの場合は劇的に効きます。


しかしそこまでコレステロール値が高くない場合、生活習慣病での高脂血症の場合などにも早々に薬が処方されているのはいかがなものでしょう。

コレステロールは人間の体には必要なものです。低ければいいというものではありません。
日本動脈硬化学会が示すガイドラインによれば、「220mg/dL以上のコレステロールは下げること」なのだそうです。危険因子が全くない場合は240mg/dL未満ですが、加齢と共にコレステロールが高くなるため実質220mg/dLでありましょう。
(危険因子は高血圧、年齢(男性45歳以上、女性55歳以上)、糖尿病、心筋梗塞などの既往症等です)


高血圧の診断基準はWHOと国際高血圧学会が1999年に目標値を設定したのにあわせ、日本でも2000年に治療基準が変更されました。
「生活習慣を見直しても」なお、血圧が160/95Hg以上がある場合が治療の対象だったのを、「血圧140/90以上は高血圧。血圧は135/85に下げるよう治療する」
となりました。


この規定にあてはめると日本の成人人口の約半分に当たる5000万人が要治療です。
なるほどお年よりはみんな血圧の薬をのんでいるわけです。


WHO/国際高血圧学会の1999ガイドライン制定のさいはバイエル社とアストラ社と(現アストラ・ゼネカ)が資金提供をした試験や研究を元にしていると聞くと、さもありなんとおもうのでした。多国籍企業である製薬企業がその影響力を強めているそうです。



http://web.kanazawa-u.ac.jp/~med64/
「家族性高コレステロール血症(家族性高脂血症)について」