六曜
葬式には友引を避けるなど、あまねく日本に知れ渡る「六曜」ですが、そんなに歴史のあるものではないそうです。
日本では明治になってから太陽暦を採用したのですが、それまでは旧暦といって陰暦を使っていました。
暦の傍らに添えられる大安・赤口・先勝・友引・先負・仏滅と、だいたいこの順番で書かれている「六曜」、これはいったいなんだろうか?
六曜の決め方
六曜は一日ずつ、神秘的な或いは根拠の説明できる方法で決められているのではなく、単に旧暦の月日の数字で割り振られているに過ぎないのです。また、いわゆる自然の摂理とも全く異なることなのです。
たとえば、旧暦の3月4日は (3+4)÷6=1 と 余り=1・・・・赤口 となります。
旧暦の10月の19日は (10+19)÷6=4 と 余り=5・・・・仏滅 となります。
つまり、この余りの数字で割りあてられているのです。
六日に一度必ず巡ってくるとは限りません。三日目に「大安」が配される場合がありますが、それは、その三日間の内に、計算式の分子となっている月の数字が変わっている、つまり、旧暦では月が変わっているのですから、当然、上の式で完全に説明がつくことなのです。
http://www.pure.ne.jp/~jinken/keihatsu12.htm
「六曜迷信と差別解消への行動」より
一週間の7曜日に比べ、何か謎めいていて覚えにくくてありがたいようなもっともらしいような気がするのは、表に出てこない旧暦のなせる業なのですな。
参考
http://homepage2.nifty.com/o-tajima/rekidaso/calendara.htm
「暦注について〜大安・仏滅って何?」(旧暦の仕組み)