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よしなしごとダイアリー

日常のあれこれをああでもないこうでもないと考える

切歯扼腕(せっしやくわん)

切歯扼腕。悔しがる様子を表す四字熟語ですが、中国の古典史記張儀伝からきています。
四字熟語は故事成句みたいにたいてい漢文が元になってますよね。昔は漢文が好きだったので、白文でも読み下せたんですが、今見るとチンプンカンブンです(失笑)。


http://www.geocities.jp/iwa_kaz/trap028yoji7_nissin.htm
((a)中国を楽しく旅行する 中国語学習ノート)より


「『切歯扼腕』はいわゆる故事成句であるので、背景に物語がある。
  秦王政(せい)(のちの始皇帝)の暗殺に放たれた刺客、荊軻(けいか)に発する。燕(えん)の太子、丹は秦の人質であったが、脱出して燕に帰り、秦王政の暗殺を企てた。それに選ばれたのが荊軻である。荊軻は秦の将軍で燕に亡命していた樊於期(はんおき)の首と燕の肥沃な土地の地図とをもって、秦王に近づき、隙を見て刺殺する方法しかないと考え、樊於期にこの計画を話したところ、樊於期は自分の腕を強く握りしめて(扼腕。扼は扼殺の扼である)、『これこそわたしが日夜歯ぎしりして心を砕いてきたところだ』(「切歯扼腕」)と自分で自分の首を切り落とした。

  こうして荊軻は樊於期の首と地図とをもって、易水を渡って秦の都咸陽に向かい、秦王に近づくことに成功したが、もう一歩のところで政を打ち損なった。と、史記の刺客列伝が伝えている。」(一部引用)


樊於期自らかき切った生首まで持ってったというのに、暗殺に失敗した荊軻の悔しさ、いかばかりかと心中お察し申し上げます。