よしなしごとダイアリー

日常のあれこれをああでもないこうでもないと考える

金田一秀穂先生の講演

昨日までは梅田、今日は加古川の夏期大学講座に行ってきました。
本日の講師は金田一秀穂先生です。


ご挨拶の時に、
「祖父は金田一京助、父は金田一春彦、そしてわたしという親子3代国語学者という家ですが、私がこうしていられるのも親の七光、いや14光です(笑)
まさか金田一京助と間違っている方はいないでしょうが、金田一春彦と間違えてきた方はいませんか。
そういう方はお帰りください(笑)」


金田一春彦先生は昔、良くTVで拝見しました。辞書ももってます。いまは息子さんがTVでご活躍でねえ、ほほほ、七光でもなんでもよいではないですか。


さあ、ここでクイズ。手を挙げてください。


Q・アボカドとアボガドどちらが正しい?
A・正解はアボカド

Q・T字路の読みは「ティージロ」?「テージロ」?
A.テージロ(十字路と同様に丁字路は漢字)

Q・シュミレーションとシミュレーションどちらが正しい?
A・シミュレーション


これは手を挙げている人どれも半分半分ぐらいなの。


「全部できた人いますか?10人くらい?400人いて10人しかいない。これは正解した人のほうがおかしいと思いませんか!日本語にどちら正しいなんてないんですよ!アボカドでもアボガドでも通じるんです。八百屋に行ってアボガドくださいといったら八百屋がアボガドというものはありません、でもアボカドはあります、なんていったらお客さん怒って二度と来ませんよ。」

「プレッシャークイズQさまとか出るとね、10人いるわけですよ。問題が10問出てね、わたし国語の神様なんて呼ばれて。国語の神様って何?そんなのいたら会って見たいですよ。それで最後の席に座らされるの。漢字の問題なんてでると、私だって8問くらいは読めますよ、でもあと一つ二つわかんないのよ。それで簡単な漢字は、先に南海キャンディーズとかが答えちゃうわけ。最後にあれ残ったらイヤだな、と思うのが来るんですよね、国語の先生だからって漢字ができるかって言うとそんなわけない、イヤー、芸人さんたちのほうがよっぽど良く勉強してる、ほんとに。


そのまえには正解の説明者としてTVにでてて、『正解は・・・アボカドです』なんて言ってたわけ。でもね、じっさいは2ヶ月くらい前にTV局から電話がかかってきて、先生、アボカドとアボガド、どっちが正解だと思います?う〜ん、アボガドかなあ?ブーッ、残念でした、アボカドが正解。これ問題に出しましょうか?そうですね、なんていってるのに、ハイこれが正解です、なんていって出てくるのがやんなっちゃったわけね。それでこんどは解答者なら出る!って言って、Qさまにでたら恥かいちゃうんだ、先生、もう明日から学校行けませんね〜なんて言われるの・・・」