よしなしごとダイアリー

日常のあれこれをああでもないこうでもないと考える

老々介護

上がりの時間間際に姉弟でお見えになったお客様、ポータブルのトイレを買おうかと考えてるそうです。


ポータブルトイレの購入では、支払った金額の9割が帰ってくるシステムがあるんですが、昨年くらいに介護保険法が改定されて、福祉用具指定販売店でないとこの返金が受けられないってことになりました。うちの店は指定店じゃないので、介護保険を利用しているお客さまには安く買える処をケアマネージャーに相談して紹介してもらうようにお話してます。
「そこまでケアマネージャーと仲良くないから・・・」
「でも介護保険毎月払ってるんですからね、ケアマネージャーさんもお仕事ですから相談したらちゃんと答えてくれますよ」


介護をしているほうもかなりなお年とお見受けしました。


「おばあさんももう100だから、足腰も弱ってくるわね」
「わたしも80や。糖尿だし、わたしらのほうが先に逝くかもしれんね」
「内臓が丈夫で、食欲はあるんだわ、おいておくと何でも食べる」
「内臓が丈夫なひとは長生きする」


トイレのほうは買ってもらうわけにはいきませんでしたが、尿漏れ用にパットをお買い上げいただきました。
「生理帯みたいなもんだわね」
「そうです、男の人ではご存じないかもしれませんが、これで一回分くらいは吸収できますからね、使ってみると便利ですよ。オムツとまでは行かない方はこちらでよいと思います」


接客で30分残業。