よしなしごとダイアリー

日常のあれこれをああでもないこうでもないと考える

「ご報告してください」

本部からの文書を読んでたら、


「〜ご報告してください」


ですってよ。おかしいですよ!?こんな日本語ないよね!?


「ご報告ください」
「報告してください」
「ご報告願います」
はOKですが、コイツは引っかかるなあ。


何がおかしいかというと、
『ご〜する』という謙譲語と、『ください』という尊敬語が一緒になってるからです。


あなたが上司に向かって「ご報告します」というのは間違ってません。目上の人に対してへりくだっていることになります。


この場合、『報告する』のはワタクシ側ですが、これを謙譲語にして『ご報告して』となっているので、聞いてるこちらが居心地が悪いわけですね。


そんなことここで言ったって、今どきの若い兄ちゃんの敬語の使い方がなおるわけじゃあるまいし。


でも言ってみました。

給湯器にカバーが付きました

カバー

先月はたびたびお湯が出なくなって困った給湯器、13日には雨も降らないのに電源が落ちてお湯が出なくなりました。ええ〜、レンジフード洗ってたのに!お湯でないときれいになんないじゃん!スイッチはいんないし。


「またかいな・・・」


家の外に出てコンセントを引っこ抜いて差し込む、スイッチオン。ところが、お湯を出そうとするとふっと消える。もう1回外に出て(以下同じ)。


あきらめてまた24時間受付コールセンターに電話しました。そしたら先月も一度修理にうかがってますね、だって。1回じゃない、3回だと訂正しておきました。


昨日になって明石の修理センターから連絡が入って、
「本社のほうで排気カバーを取り付けるのが良いのではないかということで、部品を取り寄せてますので、明日そちらに伺います」
ということでした。
「これで雨が入らないと思います」とも。
「でもですね、雨も降ってないのに電源が落ちるのは何でですかね」と私。
「それは、残っていた水分が蒸発して内部に・・・」
ソウナノカ?


で、排気カバー取り付け完了ですよ。ものものしいですね。
風雨が強いと給湯器が付かなくなるのは普通なんでしょうか?
うちが文句を言ったからこんなものをつけてくれたんでしょうか?

ラミシール仲間

ウチのダンナが左足の親指の爪が変色してきたといってたのが去年の暮れ。
そりゃ爪水虫だから、お医者さん行って飲み薬貰ってこなきゃダメといっておきました。


腰痛でずっと通ってる○木整形外科に、ことし皮膚科を専門にした娘さんが帰ってきたので、早速見てもらうことになり(そうでもないと皮膚科になんて行かない)、ラミシールが処方されました。


飲むこと1月で早くもきれいな爪が生えてきたので、ここで止めたら元の木阿弥と、せっせと飲み薬を飲んで、薬も塗ってと、そのかいあって3ヵ月後のいま、8割がたきれいな爪に生え変わりました!


「お医者さんが言うには、こんなに早く効果が出る人は少ない、ふつうは足の親指の爪って月に1センチも伸びないんですよって、言ってた」とダンナ。
「褒めてもらったじゃないの。爪の伸びるのが早いって・・・」
そんなこと褒めてもらっても。


イイコトずくめのようですが、これは抗真菌剤で、肝機能に影響が出る薬です。先日の健康診断では肝機能の数値が落ちていて、この日のためにアルコールも控えているのになぜとお医者さんに聞いたら、薬の副作用です、とのこと。この間の歓送迎会で最近肝臓のほうがあれでお酒を飲んでないという話をすると、源さんが爪水虫の薬飲んでるだろうと言ってきたそうです。おお、「ラミシール仲間」。源さんもそうだったのか。


あまり長く飲んでると良くない薬なので、短期集中でさっさと治療しちゃいましょう。

正中線

先日テレビ大阪で大阪の天神祭りの花火大会の中継をやってました。このお祭り、20数年やっていて、雨が降ったことがないそうです。テレビ大阪も雨のときの用意もせずにこれに臨んでいるということで、ハイヒールの二人が大丈夫なんかいな、なんか用意したほうがええんちゃうかと心配してましたデ。


さて、花火と花火の間にはクイズ大会があり、ロザンの宇治原君が解答者として出てました。菅ちゃんは打ち上げ会場からレポート役でしたわん。
リンゴ「クイズができるからいうてよんだんやから、答えられへんかったら呼んだ意味ないで。あんた奥目やねんから」
菅ちゃんのほうが良かったと姉さん、いうております。


クイズに天神橋の橋のある箇所に目隠しをつけるのはなぜか?という問題がありました。これは神社の真正面に当たるので、そこから神様をみるのは失礼にあたるので、すこしラインを外すのだそうです。正中線と言うそうです。


そこから派生したのが、いまでも使うあのしぐさです。人の前を横切ったり、人と人の間を通ったりする場合、顔の中心に手をもってきてチョンチョン、と軽く手刀を切るしぐさをしますね。そして同時に前かがみになってお辞儀をする、これが神様の正中線を横切る時の礼儀だそうです。


かくいうわけで、日本では、遅刻して教室に入ってくるさいに、生徒は堂々と入ってくるのではいけません。正中線を通るがごとく腰をかがめて手刀を切り、各人に敬意を払いつつ申し訳なさそうな態度を示しつつはいってくるべきなのであります。

ノーリツ給湯器がどうもいけません

今月はまだ梅雨が開けてないじゃありませんか。
スコールみたいな雨でゲリラ豪雨っていうんですか、一気に雨がドバーッと降ってくる。これがいけませんやね。


ノーリツの屋外給湯器がこの雨で水が入るらしくて、大雨の後は必ず「漏電防止装置」っていうのが働いて、電源が落ちてしまいます。再度電源スイッチを押しても電源が入らないので、屋外のコンセントを抜いて、しばし待ち、そののち再びコンセントを差し込む。家に戻り電源をいれ、お湯を出してみる・・・・。お湯が出ればオッケーだけど、再び消えてしまったらもうアウト。うんともすんともなんともかんともならないので、24時間受付の修理をコールするわけです。


今月は2日にアウトになって翌日修理をお願いしてですね、
「これはBL製品なので2年間無償修理ですが、7500円をお支払いいただくと保険に入ることができて、7年間は無料で修理します」と案内を置いていってくれたのでした。10年保障だと15000円だが、これはいいかもねえ、などと思っておりました。このときはまだ検討中。

ところが19日にもアウトになって翌日修理、22日にもアウトで翌日修理。
その日の夜には雨も降ってないのに電源が落ちてしまって「お湯が出ない!」。
夜の9時半にコンセントの抜き差しに外に出て、これは電源が入ってお湯が出てほっとしたんですわ。
ところが翌日の夜9時半にもまたお湯が出ない。コンセントの抜き差しに外に出る・・・!もうやってられんわい。おちおち風呂にも入れないワイ。


コールセンターにかくかくしかじかと電話をしたら
「最後に修理に伺ったのは20日ですよね?」
「いいえ、22日です!」
「こちらの記録には残っていないんですが」
「いいえ、20日と22日に来てもらってます」

まあ、そんなことは細かいことだ。


とにかくゆっくり風呂にはいりたいといったわけであります。今月2日も風呂にはいれてない。


昨年8月、10年ほど使った給湯器が、お湯が出なくなることがあり、そのときは大あわてで替えたばっかりなのだ。最近はは給湯器が止まってももう慌てないで、蒸しタオルを人数分用意するのみだ。


だいたい古くなったのならわかるけれど、新品でこれでは修理に来る人もたいへんではないのか?今月3回出動ですもん、これから先何度出動をお願いすることになるやら。

こちらコーヒーになります

金田一先生の講演の続きです。


「非常に評判が悪いのはコンビニの用語ですね。『こちら、コーヒーになりまぁす』とかね、じゃあ、コーヒーになる前はなんだったのかって。そういうことろでバイトしてるのがうちの学生なんですよ。おまえたち、こちらーコーヒーになりますってそんな日本語はないんだよ、コーヒーです、か、コーヒーでございますのどちらかしかないんだって、そういうとね、彼女たちは私たちが出すのは一番高くたって378円のコーヒーだ、とてもコーヒーでございますって言うほどのもんではない、だけどコーヒーですではちょっと物足りないその中間が欲しいんだって言うんですよね。それはもっともなんです。でも、日本語の標準語には2種類しかないんです。ところが、関西弁にはそれがあるんです。中間が。でも最近は使われなくなっているようですが、それはね、『コーヒーでおま』、っていうの、これなんですよ。さすがに長い歴史のある言葉ですよ。」


「だいたい、なりますって言うのおかしいじゃないですか、それじゃそれになる前はなんだったのって聞きたくなるでしょ?この間あたまがいいなって思った人がいてね、こういうイベントの案内する人ですが、『こちら出口になります』っていうから、じゃあ出口になる前はなんだったの?って聞いたら、その人『出口になる前は入り口でした』ってこたえたの。あったまいいね、もうまいった、これからそういうことは聞かないことにしようと思いました」

金田一秀穂先生の講演

昨日までは梅田、今日は加古川の夏期大学講座に行ってきました。
本日の講師は金田一秀穂先生です。


ご挨拶の時に、
「祖父は金田一京助、父は金田一春彦、そしてわたしという親子3代国語学者という家ですが、私がこうしていられるのも親の七光、いや14光です(笑)
まさか金田一京助と間違っている方はいないでしょうが、金田一春彦と間違えてきた方はいませんか。
そういう方はお帰りください(笑)」


金田一春彦先生は昔、良くTVで拝見しました。辞書ももってます。いまは息子さんがTVでご活躍でねえ、ほほほ、七光でもなんでもよいではないですか。


さあ、ここでクイズ。手を挙げてください。


Q・アボカドとアボガドどちらが正しい?
A・正解はアボカド

Q・T字路の読みは「ティージロ」?「テージロ」?
A.テージロ(十字路と同様に丁字路は漢字)

Q・シュミレーションとシミュレーションどちらが正しい?
A・シミュレーション


これは手を挙げている人どれも半分半分ぐらいなの。


「全部できた人いますか?10人くらい?400人いて10人しかいない。これは正解した人のほうがおかしいと思いませんか!日本語にどちら正しいなんてないんですよ!アボカドでもアボガドでも通じるんです。八百屋に行ってアボガドくださいといったら八百屋がアボガドというものはありません、でもアボカドはあります、なんていったらお客さん怒って二度と来ませんよ。」

「プレッシャークイズQさまとか出るとね、10人いるわけですよ。問題が10問出てね、わたし国語の神様なんて呼ばれて。国語の神様って何?そんなのいたら会って見たいですよ。それで最後の席に座らされるの。漢字の問題なんてでると、私だって8問くらいは読めますよ、でもあと一つ二つわかんないのよ。それで簡単な漢字は、先に南海キャンディーズとかが答えちゃうわけ。最後にあれ残ったらイヤだな、と思うのが来るんですよね、国語の先生だからって漢字ができるかって言うとそんなわけない、イヤー、芸人さんたちのほうがよっぽど良く勉強してる、ほんとに。


そのまえには正解の説明者としてTVにでてて、『正解は・・・アボカドです』なんて言ってたわけ。でもね、じっさいは2ヶ月くらい前にTV局から電話がかかってきて、先生、アボカドとアボガド、どっちが正解だと思います?う〜ん、アボガドかなあ?ブーッ、残念でした、アボカドが正解。これ問題に出しましょうか?そうですね、なんていってるのに、ハイこれが正解です、なんていって出てくるのがやんなっちゃったわけね。それでこんどは解答者なら出る!って言って、Qさまにでたら恥かいちゃうんだ、先生、もう明日から学校行けませんね〜なんて言われるの・・・」