よしなしごとダイアリー

日常のあれこれをああでもないこうでもないと考える

守貞漫稿




図書館で借りてまいりました。これは「寿司」の項。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%88%E8%B2%9E%E8%AC%BE%E7%A8%BF
「守貞漫稿」(ウィキ)


著者は喜田川守貞。起稿は1837年(天保8年)。江戸時代の貴重な風俗資料です。


上方から江戸にやってきた守貞は江戸と上方の違いに驚き、事物を絵入りでしたため始めます。それから30年描き続けたのです。何事も続けることに意義がある・・・。


「寿司」はまず大阪寿司の「箱寿司」、これは昔ながらの押し寿司です。


次いで江戸の「握り寿司」を書いていますね。
「江戸の今製は握り鮨し也 鶏卵焼 車海老 海老ソボロ 白魚 マグロサシミ コハダ アナゴ甘煮長ノママ也 (図入りで)卵、卵巻き(飯に海苔を交え干瓢を入ル) 海苔巻き(干瓢を壱つ込ル)門鹿(?) 白魚 (中結 干瓢) 刺し(刺身及びコハダ等には飯の上肉の下に山葵を入ル) コハダ」


干瓢大活躍。


きのうのケンミンショーで、関西人は干瓢巻きを食べないと言ってましたが、本当です。干瓢オンリーの海苔巻きは売ってません。栃木名産の干瓢をもっともっと普及させたいところではあります。