よしなしごとダイアリー

日常のあれこれをああでもないこうでもないと考える

中華料理店症候群

7/30の出雲そば大会の結果は、やはり白田君が30杯(3.6キロ)食べて勝利だそうです。
http://ameblo.jp/sirota/

それはよいのだけれど、おそばを食べてすぐ顔がしびれてきたというくだり。
化学調味料大量摂取の兆候だとも書いているようですが、これって出雲そばのイメージダウンになりゃしませんか。

チャイニーズレストランシンドローム(中華料理店症候群)はむかし北杜夫の「月と10セント」で、アメリカでは中華料理を食べた人が体の調子が悪くなる「中華料理店症候群」なるケッタイな名前の病気が本当に存在する・・というので初めて知った代物です。このエッセイ自体が面白おかしいものなので真偽の程を疑っていたのですが、のちに日本にも上陸してその名を知らしむることになりました。

学生の頃、親戚の中華料理店でバイトをしてましたから、ラーメンのスープに入れる味の素が小さじ山盛り一杯だというのも知ってます。だからといってこの中華料理屋で具合が悪くなったひとは見ておりません。これはグルタミン酸ソーダに感受性のある人だけのものだそうです。また、二重盲検法による実験では3.0〜4.4gの摂取では症状との関連はないという報告もあります。

むかし小学校の給食の時間には、化学調味料の使いすぎは本当のうまみがわからなくなってしまう、これはたいへん怖いことですね!と栄養の先生が熱を込めて語っていました。それで給食は化学調味料は使ってないそうです。でもうちへ帰ったら漬物に一振り、卵かけゴハンに一振りと味の素は大活躍してました。

最近は一般的に化学製品が忌避されるようになっており、自然なものへの回帰が叫ばれています。しかしあんまり神経質になるのもどうかと思いますけどね。
味の素はやっぱりおいしい。何事もとりすぎなけりゃよいのでは。

http://food.kenji.ne.jp/food16/food1602.html
http://www.drugsinfo.jp/contents/qanda/ta/qati1.html